セカミタ
文化・生活

日本で香水を3〜4プッシュは多すぎる?「香りは個人空間への侵入」と在日外国人が議論

2026-07-17
PHOTO ▸ 手首に香水をつけようとする人物の手元 (Photo by MART PRODUCTION on Pexels)
今回の編集部チャット
ミタさん16歳・高校2年生
セカ君18歳・大学1年生
編集長42歳・編集長
ミタさん

部屋に入った時、自分では気づかない匂いを誰かに指摘されることってあるよね。

セカ君

同じ香りに長く触れると、感じにくくなることがありますから。

編集長

香りの好みと、共有空間で他人が避けられるかは別の問題だ。

ミタさん

日本で香水を3〜4回つけた人も、自分では控えめだと思っていたんだ。

セカ君

回数だけでなく、濃度、季節、職場や学校という場所まで議論になりました。

編集長

日本文化と一括りにせず、量、感覚差、選択可能性の順に見よう。

Redditのr/japanlifeに、日本で香水を普段3〜4回噴霧していた投稿者が、教授から香りが強いと指摘された経験を相談しました。投稿者は当初、自分では控えめだと考えていました。

コメント欄では、回数、香水の濃度、香りの広がり、鼻の慣れ、職場や学校での配慮が論点になりました。さらに、強い香りへの反応を日本特有の文化差と見るべきか、他国にも共通する共有空間の問題と見るべきかで意見が分かれました。

海外の反応

13件のコメント|海外掲示板より翻訳

3〜4プッシュへの驚きと、文化だけでは割り切れない配慮

4回も? どの香水かは分からないけど、私の出身地では2回を超えるとつけすぎだと思われるよ。
「日本のことは気にしなくていい」という部分が引っかかる。なぜいつも外国人対日本という構図にするんだろう。日本以外にも香水が苦手だったり、強い香りを不快に感じたりする人はいる。日本だけの問題ではなく、ここでは気にする人が多く、声に出して伝えるから目立つだけだと思う。
ブラジルにいたときは香水を好意的に受け止める人が多かったので、私も普段から使っていた。でも、ここは日本だ。この文化では、良い匂いでも悪い匂いでも、他人の匂いが空間に漂うこと自体を、タバコの煙と同じように個人空間への侵入と捉える人がいる。私は香りがほとんどない制汗剤を使っている。

職場での回避、自分だけの香り、鼻の慣れ

個人的には、職場や学校では香水をつけない。特に夏はね。香りで体調を崩したり、苦手だったりする人も多い。3〜4回は私には多すぎるように思う。
私には1回で十分。香りは自分自身のためのもので、周囲に向かって放送するものではない。自分が好きな香りでも、他の人も好きとは限らないから。
正直に言うと、しばらくその量を使い続けているなら、鼻が香りに慣れてしまって、自分だけが強さに気づけなくなっている可能性が高いと思う。
原文

If you’ve been bathing yourself in perfume like this for a while you’re probably nose blind to it and are the only one who can’t smell it on you.

このコメントの英語表現を解説 →
私にとっては、気づくほどの香りはすべて強すぎる。種類や使用量は関係ない。自分だけで香りを楽しみたい人へのアイデアだけど、祖母は自分の鼻の下に少しだけつけていたよ。素晴らしい人だった。

香水と体臭を同じ基準で見るべきか

「文化だから」という説明には納得できない。香水にだけ厳しい基準を適用し、ほかの強い匂いには別の基準を使っていい理由にはならない。他人への配慮が問題なら、香水、タバコの煙、酒臭い息、体臭も同じ基準で扱うべきだ。香水をつけて、自分らしく暮らせばいい。
やらないことを選べるもの、つまり香水と、誰もが積極的に対処すべき体臭を、同じ扱いにはしないかな……。
私は体の前に1回、後ろに1回つけている。朝から強い体臭や、下水のような口臭がする同僚がいても誰も何も言わないんだから、私の香水の匂いくらいは受け入れてもらう。つけすぎないよう意識する必要はあるし、4回は多いと思う。でも、日本にいるからといって自分を犠牲にする必要はない。

濃度と広がりに合わせた量、空中噴霧、ボディスプレー

香水は一般的に、つけたあとにこすらない方がいいとされている。肌の近くでだけ香るタイプなら2回ほど、甘く濃厚で香りが広がりやすいものなら1回で十分。適量は濃度によっても変わる。オードトワレ、オードパルファム、パルファム、エクストレでは、香料の濃度や持続時間が異なる。
私は直接体には吹きかけず、空中に1回噴霧して、その中を歩くだけ。直接つけると私には強すぎる。日本で3〜4回は明らかに多いと思う。
職場では香水ではなくボディスプレーを使っている。その方がずっと控えめな香りになる。
ひとこと英語:nose blind
↑ 元のコメントを見る
直訳
鼻が見えない
今回の意味
同じ匂いに慣れて、自分では感じにくくなった状態
解説
嗅覚が継続的な香りへ順応し、本人だけ強さに気づきにくい状態を表す口語表現です。
使用例
You may become nose blind to your room fragrance.(部屋の芳香剤の匂いに慣れて気づきにくくなることがある)

編集部のデータ帳

掲載コメントが挙げた、香りの強さを左右する条件

掲載コメントが挙げた、香りの強さを左右する条件
条件確認すべき点
使用量1回、2回、3〜4回で評価が分かれる
製品オードトワレ、オードパルファム、パルファムなど
香りの広がり肌の近くで香るタイプか、拡散しやすいタイプか
場所職場、学校、交通機関などの共有空間
感覚本人の鼻の慣れと、周囲の過敏さ・体調
代替ボディスプレー、空中に一度噴霧する方法

対象期間: 2026年7月の投稿時点

定義: 一律の適量を決める表ではなく、共有空間で香りを調整する際に掲載コメントが挙げた条件です。

出典: Reddit掲載コメント

セカ君

3〜4回は多いという声が中心でしたが、製品の濃度や広がり方でも変わると指摘されました。

ミタさん

自分に感じないから弱い、とは限らない。鼻が慣れている可能性もあるんだね。

編集長

また、強い香りで体調を崩す人にとっては、好みではなく避けられない負担になる。

セカ君

日本だけの文化と決める声には反論もあり、他国にも苦手な人はいると整理されました。

ミタさん

香水と体臭を同じに扱うかでは意見が割れたけど、共有空間への影響を見る点は共通している。

編集長

回数の正解探しより、場所と製品に合わせ、他人が避けられない距離では控える判断が現実的だ。

編集長の総括

今回の相談では、3〜4回は多いという反応が続きました。ただし、回数だけを普遍的な正解にすることはできません。香料の濃度、香りの拡散、肌への付け方、湿度、滞在する場所で届き方が変わります。また、本人は同じ香りに順応して強さを感じにくくなる一方、周囲にはアレルギーや香りで体調を崩す人がいるかもしれません。『日本では香りが個人空間への侵入と見られる』という説明は一人の在住者の文化解釈で、日本人全体の統一見解ではありません。実際、日本以外にも強い香りが苦手な人はいるという反論がありました。自分らしさを守るか日本に合わせるかという二択ではなく、他人が避けにくい職場や学校では控えめにし、製品や場面に応じて調整する話として捉えたいです。

出典

※ 元の投稿者名(ユーザー名)は表示していません。コメントは翻訳・要約のうえ掲載しています。