「日本はテーマパークじゃない」在住外国人教師が訴える観光マナー問題に、さまざまな声
日本の公立学校で教師として働く外国人が、海外掲示板 Reddit の r/JapanTravel に「日本はテーマパークではない。私の生徒たちは風景の一部ではない」と題した長文を投稿し、話題となりました。きっかけは、見知らぬ観光客が学校の敷地内に無断で入り込み、生徒に話しかけるという出来事。投稿者は「自分の国で同じことをしますか?」と問いかけ、観光客の無自覚な行動が在住外国人の日常生活にも影響を及ぼしていると訴えました。
この投稿に対して、世界各国からさまざまな反応が寄せられました。ポルトガルやオーストラリアなど観光客の増加に悩む国の住民からは「自分の国も同じ状況だ」という体験談が集まり、SNS時代の「主人公症候群」やコロナ後のモラル変化を指摘する声も。一方で「一部の迷惑な観光客の行動を一般化するのは、外国人への偏見を強めるだけではないか」という冷静な意見もあり、議論は多角的に展開されました。
日本の公立学校で働く外国人教師が、観光客が無断で学校の敷地に入り生徒に話しかける行為について問題提起。「日本はテーマパークではない」という訴えに対し、共感する声のほか、観光マナー問題は日本に限らず世界共通の課題であるという意見、また一部の行為を一般化することへの懸念など、さまざまな反応が寄せられました。
海外の反応
これは日本だけの問題じゃない。世界中で人々が敬意を払わなくなっている。ビーチや山にゴミを捨てたり、静かにすべき場所で大声を出したり。教育の問題だと思うし悲しいけど、これが今の世界の現実だ。
コロナが世界をいろんな意味で壊してしまった。他人への敬意もそのひとつ。パンデミック以前も完璧ではなかったけど、あの時期が他者への無関心を一気に加速させたと思う。
本当にそう思う。私はポルトガル出身だけど、人口わずか1,000万人の国に2024年は2,900万人もの観光客が来た。パリの人口より少ないのに。こっちにも迷惑な観光客はたくさんいるよ。
先週ローマから帰ってきたばかりだけど、TikTok撮影やインフルエンサーの行動が本当にひどかった。トレヴィの泉の前でダンスしたり、地元の子供やおばあちゃんを勝手に撮影したり。地元の人にどれだけ迷惑をかけているか、なぜ気づけないのか理解できない。
日本への旅行をずっと考えている者だけど、ソーシャルメディアが境界線を壊して観光が手に負えなくなることが一番怖い。こういうメッセージは本当に必要だったと思う。
悪いけど、何百万人の中のほんの一握りの変な人がやったことを大々的に発信するのは、「外国人=悪い」という偏見や排外主義を助長するだけだと思う。日本は外部からの影響を一切許さない特別な場所ではないのだから。
典型的な内輪向けの投稿だな。この投稿を読むような人は、そもそもこんなことをしないだろう。
教師なら教育委員会経由の公式訪問、学生なら留学プログラムを使うべき。アニメに出てくるような学校を見たいなら、豊郷小学校のように観光地として公開されている旧校舎がある。それ以外の人が学校の敷地に入る理由はない。
パンデミックよりもソーシャルメディアの影響の方が大きいと思う。少数の迷惑な人間に大きな声を与えて、自分が「主人公」だと勘違いするプラットフォームを作ってしまった。
2024年末に日本で山奥のハイキングをしていたら、滝で儀式をしているグループに出くわした。連れの若者が撮影を始めたので「これはプライベートなことだから撮るのはやめよう」と声をかけたら、素直にやめてくれた。ただ、なぜ最初から自分で気づけないのだろう。
私はオーストラリアの観光地に住んでいるけど、ゴミのポイ捨て、危険運転、路上駐車……本当に迷惑している。観光客に楽しんでほしい気持ちはあるけど、住民の生活を乱さない範囲でお願いしたい。
20年以上日本に通っているけど、以前からマナーの悪い観光客はいた。ただ、今は観光客の数が爆発的に増えたので、問題の規模も指数関数的に大きくなった。ソーシャルメディアもそれに拍車をかけている。
「日本はテーマパークじゃない」——この言葉には、日本で暮らす者として考えさせられるものがあります。観光客が増えること自体は歓迎すべきことですが、学校に無断で立ち入ったり、住宅街を撮影スポット扱いしたりする行為は、どの国であっても問題です。コメントにもあったように、これは日本だけでなく世界各地の観光地が直面している共通の課題。大切なのは「自分の住む街に観光客が来たら、どう感じるか」という想像力なのかもしれません。